CR400AF型「復興号」のビジネスシート(撮影・侯宇)。
◆時速350キロで運行する意義とは?
中国鉄路総公司は、「復興号の京滬高速鉄道での350キロの運行は、中国高速鉄道建設・運営の長期的な経験の蓄積、革新駆動型発展によって得られた象徴的な成果であり、重要な模範としての意義を持つ」と指摘した。
・復興号の時速350キロ運行は、京滬高速鉄道の設計・建設目標の実現を促す。
京滬高速鉄道で復興号の時速350キロ運行を実施することで、資源を十分かつ合理的に利用し、かつ高速鉄道の便利・快速・快適という優位性をより良く発揮し、総合交通システムの健全な発展を促進する。
・復興号の時速350キロ運行は、市場の需要をより良く満たす。
京滬高速鉄道は中国で経済が最も発展している東部地区を貫く路線。需要が高く、乗客輸送量も高い成長率を維持している。運営から6年に渡り、延べ6億人以上を輸送している。京滬高速鉄道で復興号を時速350キロで運行することで、北京・上海間の移動時間をさらに短縮し、京滬高速鉄道の運営の品質を高めることができる。沿線各都市間の距離を縮め、都市クラスターの効果を高め、地域経済・社会の発展を促進できる。さらに高速鉄道の線路と車両の運用効率を高め、企業の質向上と効果拡大を促進し、持続可能な発展の能力を高める。
・復興号の時速350キロ運行は、中国のハイテク革新のリーダーとしての地位を十分に示し、維持することを促す。
世界の高速鉄道は発展を続けている。ドイツ、フランス、日本などの先進国は、自国の高速鉄道の建設と運営、技術革新に取り組んでいる。京滬高速鉄道で復興号を時速350キロで運行することで、中国高速鉄道基準・体制の建設を促し、中国製高速鉄道の先進性と安全運行能力を世界に十分に示すことができる。中国製高速鉄道の国際競争力と発言権を高め、世界トップの地位をキープし、中国の鉄道、特に高速鉄道の海外進出のペースを上げる。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年7月27日
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