第3に、金融分野でアジアの発言力の強化に資し、世界金融ガバナンスの整備を後押しする。アジアはすでに経済発展の活力と潜在力を最も備える地域となっているが、国際社会における金融分野の影響力はその経済規模に見合ったものではない。国際金融の不均衡の重要な原因の1つは、金融の国際ルールの制定における「アジアの発言力」が不十分であること、世界金融ガバナンスが不均衡で不合理なことにある。こうした中、AFCAは徐々に地域金融交流・協力の促進者、標準制定の先導者、安全・安定の擁護者、世界金融ガバナンスの共同建設者となる。これは金融分野でアジアの発言力を強化する助けとなり、さらに世界経済・金融ガバナンスシステムを整え、世界経済のより均衡ある、包摂的で、あまねく恩恵をもたらす、持続可能で健全な発展を促進する。
AFCAはアジアに立脚するが、アジアに限定されない。AFCAの設立は、国際金融界に対する中国の新たな貢献と言える。提唱国及び議長国として、中国側は各国と共に、AFCAが専門的、実務的、革新的、効率的、包摂的かつウィンウィンの金融協力プラットフォームを築く後押しをすることを望んでいる。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年7月26日
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