最近、北京や上海、成都などの都市で「シェア睡眠カプセル」が続々と登場している。24時間営業でスタッフは一人もおらず、デポジットもなければ、各種追加料金もない。また、身分証明書による本人確認も必要なく、中に入るとすぐに寝ることができる。法制日報が報じた。
とても便利に感じる「シェア睡眠カプセル」だが、その安全性などに懐疑的な声も多く上がっている。その様子を取材しようと、18日に北京の「シェア睡眠カプセル」2ヶ所を訪ねたものの、そこには「システムのアップグレード」のため営業一時中止と記されていた。
賛否両論が巻き起こる
「シェア睡眠カプセル」の主なターゲットはホワイトカラーであるため、そのほとんどがオフィスビルの中に設置されている。「シェア睡眠カプセル」に必要な面積は約4平方メートルで、2段型になっており、外観も内部も宇宙カプセルにそっくりだ。
カプセルの外にはQRコードがあり、それをスキャンするとカプセルの扉が開き、中に入ることができる。そして、扉を閉めて寝て、また扉を開けて退室する。カプセル内には、小型の扇風機やWiFi、コンセント、シーツなどが備えられている。
利用者には、スペースブランケットや使い捨てのシーツ・枕カバーなどのベッド用品、ウエットティッシュなどが無料で提供される。それらを持ってカプセルの中に入った後は、ゆっくりと寝るだけだ。
「シェア睡眠カプセル」の料金は今のところ中国全土で統一されており、利用者の多い時間帯は30分10元(約165円)、利用者が少ない時間帯は30分6元(約100円)で、1日あたりの支払限度額は58元(約960円)となっている。
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