市場の認知度と需要を分析すると、「皇帝関連の建築物」、「古い四合院の建物と胡同の町並み」、「皇族が住んでいた場所」、「有名人の住んでいた家」、「寺院・宗教施設」といった伝統的観光エリア・スポットが、引き続き北京観光の誘致力の中心だ。観光客はこうした文化財や建物などの保存状態は良好で、見に行くだけの価値があると考えており、これらの観光エリア・スポットの入場券は「安い」とみなしている。
伝統的な文化的エリアだけでなく、有名大学や博物館、北京五輪関連施設の見学も、ここ数年は観光客にとって重要なコンテンツになっている。
また北京の特色あるファーストフードを味わう、「バー・クラブ」でくつろぐ、「北京地下鉄」を体験するなどもますます注目を集めている。こうした新しいコンテンツの登場が示すのは、これが次世代観光市場の主体の要求だということであり、北京観光システムを有効に補完するものということであり、今後は伝統的観光エリアとともに北京観光の総合的活動システムを構築していくとみられる。
▽北京の老舗で人気が高いのは?
同報告は課題チームを立ち上げて、北京の老舗企業81社に対する消費者の接触度や満足度のアンケート調査を行った。
サンプル調査データをみると北京の(ホテルを含む)老舗企業22社の中で、消費した割合が最も高かったのは北京ダックの全聚徳で72.96%に達した。しゃぶしゃぶで有名な東来順は60.59%、肉まんじゅうの慶豊包子鋪は57.98%、点心の護国寺小吃は39.41%、北京ダックの便宜坊は28.99%で、他は大体20%以下だった。
全体として、現在の消費者は北京の老舗外食企業に対する満足度が高く、「満足した」、「とても満足した」が60%以上に達した。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年7月10日
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