中国青年新聞社社会調査センターは先週、問巻網と共同で2004人を対象とした調査を実施した。一線都市住民のうち、「お見合いをした経験がある」と答えた人は82.0%に上り、うち20.5%は、「たびたびお見合いをする」と答えた。お見合いをする理由として、「異性の友人と知り合う機会が少ない(64.9%)」や「両親が結婚を急かす(61.8%)」などが挙がった。「適齢期の独身者の交際に関する問題を解決することが重要」と思っている人は71.7%に足した。また、回答者の67.4%は、「若い人はどんどん外に出て、交際範囲を広げるべき」と提案している。中国青年報が伝えた。
回答者の内訳は、既婚者が64.8%、恋人がいる人は15.5%、恋人がいない独身者は19.1%、その他が0.7%。都市別にみると、一線都市の住民は35.8%、二線都市は40.7%、三線都市は16.9%、県政府所在地もしくはその他都市・街は5.5%、農村は1.1%。
〇一線都市住民の82%が「お見合い経験あり」
北京に住む肖成さん(仮名)は、空き時間があると中山公園に赴き、北京の某国家機関で働く息子のお相手探しを熱心に行っている。「私が重要視するのは、安定した仕事があることと北京戸籍をもっていることで、学歴は別にどうでもよい。一方、息子はどちらかと言えばルックスやスタイルを重視している。私が好印象を持った女性のプロフィールをいくつか家に持ち帰っても、多くの場合、息子は2、3度連絡して終わりにしてしまうようだ」と肖さんは話した。
肖さんは、「一部の女性は、彼女らの親も情報を把握しているようだ。より条件に合う男性を見つけると、それまでキープしていた男性は簡単に捨ててしまう。まるで、『スイカを見つけるとゴマを捨てる』ようだ」と続けた。
華為のエンジニアの劉琪さん(27)は、北京に住んでいる。独身の彼は、「結婚を焦ってはいない」と話す。「両親も私の代わりに結婚相手を探すようなことはしない。若い人は自由恋愛を重視し、昔から続く両親からの命令や仲人のアドバイスを煩わしく感じている。見ず知らずの男女が座って結婚のことを考えているなんて、想像するだけでゾッとする」と劉さん。
調査によると、一線都市住民の82.0%は、お見合い経験があり、うち20.5%は、「たびたびお見合いをする」と答えた。「お見合いをしたことがない」とした一線都市住民は18.0%だった。
婚活サイト大手「世紀佳縁」の恋愛・結婚専門家の姚露さんは、次の通り紹介した。
「弊社のオフライン会員のうち、両親が子供をサポートする、子供の代理で問い合わせをする、会員登録をする、結婚相手を募集するというケースが非常に多い。極端な例では、子供に内緒で会員になるケースもあり、彼らは、『親として、子供の結婚は最も重要だ。子供に変わって親が婚活をすることのどこが悪いというのか。仕事に忙殺され、出会いのチャンスに乏しい子供のために、道を切り開くことができればと願っている』と主張する。だが、親は、理想の結婚相手をめぐり、当人の子供と十分な意思疎通をする必要がある。これについて意見の一致が得られれば、お見合いの成功率はぐんと高まる」。
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