「携帯電話や自動車は炊飯器は発表会をするのに、どうしてナレッジ商品は発表しないのか」と問いかけるナレッジ商品サービスアプリケーション・得到の創業者の羅振宇さんは、このほど深セン衛視と優酷を通じて、独自のナレッジ商品発表会を中継した。発表会のテーマは「生涯学習者に敬意を表する」で、羅さんはナレッジ商品の製造者」7人と特別来賓の曾鳴氏(阿里集団学術委員会代表、湖畔大学教育長)とともに、12点のナレッジ商品を共同発表した。「経済日報」が伝えた。
これは有料ナレッジ商品の関係者がナレッジ商品のために初めて開いた発表会でもある。仲間もいて、Q&Aサイトの知乎も最近、ナレッジ商品市場を開設し、ユーザーはここを入り口として知乎Live、知乎書店、付費諮詢などすべての有料ナレッジ商品を直接購入することができるようになった。知乎は他社に先駆けて有料ナレッジ商品のEC化時代を切り開いたのだ。
インターネット時代の今、各種各様のコンテンツが爆発的に登場し、重複する質の低いコンテンツが大量に投入されるため、さまざまな機会コストが増大していることは間違いない。そこで消費者は質の高いコンテンツにお金を払いたいと考えるようになった。騰訊(テンセント)傘下の研究機関・企鵝知酷がまとめたデータによると、50%を超えるネットユーザーがこれまでにさまざまな形で知識を購入したことがある。2016年に知乎、得到、分答を代表とする有料ナレッジ商品プラットフォームが登場し、さまざまな人気商品が次々に生まれた。有料ナレッジ商品の普及にともない、ナレッジ商品の産業チェーンにおけるプラットフォームの価値は今後ますます増大するとみられ、業界関係者の中には「この分野でも次のユニコーン(付加価値の高い企業)が誕生するだろう」と予測する人もいる。有料ナレッジ商品には市場で巨大な可能性があるが、市場が下方に広がり、産業チェーンの開拓が進むにつれて、業界の競争はますます激しくなるとみられる。有名人効果に頼ったり、あの手この手を繰り出すことでフローを獲得しようとするのは、多くの有料ナレッジ商品プラットフォームがその初期において急速に市場シェアを獲得するために打ち出す方法だが、それでは消費者を長く引き留めておくにはどうしたらいいだろうか。
知識の取得にお金がかかる場合、消費者が取得する知識にそれだけの価値があるかどうかが重要なカギになる。そこで有料ナレッジ商品分野で先を行く勝ち組になるには、質の高いコンテンツを土台にすることが必要だ。有料ナレッジ商品関係者はユーザーのことを考えながら真に優れた有料ナレッジ商品を心を込めて作り出し、ユーザーの満足度とロイヤリティ(忠誠度)を絶えず高め、質の高いコンテンツがより多く流通の機会を得るようにしなければならない。こうしなければ勝利のチャンスを他より先につかまえることはできない。また規範に基づいてナレッジ商品の商品化を果たすにはどうすればよいか、オンラインでの版権保護の問題をどうするかも、これからの有料ナレッジ商品が直面することになる問題だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年6月7日
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