北京を旅行した時に、街でシェア自転車を体験した茉莉さん
中欧デジタル協会(ChinaEU)の会長を務める韋茉莉さんは、イタリア出身の美しい女性だ。「韋」は、イタリア語の苗字から取り、「茉莉」は、自分で考えた中国名という。
「中国は本当にセンスがあると思う」と話す茉莉さんは、自分自身と中国は切っても切れない縁で繋がっている感じがするという。中学生の時、中国経済の勃興に関する本を読み、この歴史の古い東洋の大国に憧れを抱いた。2009年に高校を卒業すると、中国にやって来た。本来は、北京語言大学で1学期だけ中国語を学ぶ予定だった。しかし、すぐに中国のことが大好きになり、離れられなくなった彼女は、当初の計画を変更した。「2014年、中国語で修士論文を完成させた時、私の心は大きな満足感と達成感で満ち溢れていた」と彼女は述べた。
茉莉さんは、中国各地を旅行して回るのが大好きだという。「中国では、危険な目に一度も遭ったことはない。私はよく、一人で夜行列車に乗るが、荷物を失くすとか、怖い目に遭うといったことを全く心配する必要がない。でも、イタリアならば、このようなことができる女性は皆無だろう」と茉莉さん。
茉莉さんは以下のように続けた。
「中国が大好きな理由は、中国が常に喜びを創り出しているからだ。先月、微信(Wechat)のモーメンツに、北京でシェア自転車に乗っている美しい写真をアップした。私が感動したのは、スマホ1台あればシェア自転車の決済を行えることだ。本当に便利すぎる。ヨーロッパでは、現金やクレジットカードで支払う習慣がまだ根付いているが、中国では、日常生活のさまざまな消費行動をスマホ1台でまかなうことができる。さまざまな角度から見て、今日の中国は、欧米諸国よりはるかに先を進んでいる」。
「中国人はオープンマインドな性格と幅広い視野を備えており、他国や民族のあらゆる優れた文明成果を学び、吸収するのに長けている。とりわけ、受容と進取の知恵に溢れている。私はいつの間にか、自分の将来と中国の発展を深く結びつけて考えるようになった。中国の指導者と国民は、未来に対して達観的であり、自信に満ち溢れている。中国は必ず、世界に光と希望をもたらすことができる」。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年6月7日
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