「ザンビアで中国人31人が不法採鉱容疑で勾留された」件について、外交部(外務省)の華春瑩報道官は5日の定例記者会見で「中国政府は違法行為を庇護しないが、在外中国人をターゲットにした選択的な取り締りには断固として反対する」と表明した。
華報道官は「このほどザンビア・カッパーベルト州警察当局が銅鉱石尾鉱の不法購入容疑で、銅製錬業に従事する中国系企業従業員31人を無差別に逮捕、勾留した。中国外交部はこの件を非常に重視し、すでに4日在中国ザンビア大使館に厳正な申し入れを行い、法に基づく適切な処理と無実の者の速やかな釈放、被勾留者への人道的待遇を求めた。在ザンビア中国大使館は直ちにザンビア側当局に申し入れを行い、すでに作業チームを現地に派遣。被勾留者に領事的保護を提供し、ザンビア側に勾留環境の改善を促した」と説明。
「中国政府は一貫して在外中国系企業及び人員に対して現地の法規の遵守を求めており、違法行為を庇護しないが、在外中国人をターゲットにした選択的な取り締りには断固として反対する。中国側は引き続き事件の推移を注視し、速やかかつ法に基づく適切な処理をザンビア側に促し、要請する」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年6月6日
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