広州のぽっちゃりモデルの日給は15万円以上
エクササイズをかなりしたものの、彼女の「巨体」に変化は生じなかった。黄さんは大学卒業後すぐにスイミングを始めたが、肉付き豊かな肩は相変わらずで、脚は引き締まったものの、「こんがり小麦色」と茶化される肌色を手に入れただけだった。
黄さんは今ではぽっちゃりモデルのトップマネージャーとなっているが、それは単なる偶然にすぎないという。なぜなら彼女は早くからこの業界に身を投じており、その当時、ぽっちゃりモデルの業界自体は小さかったからだ。
当時広州、深セン、東莞では淘宝(タオバオ)によるぽっちゃり女子用ファッションのEコマースが盛んだった。黄さんは、「ぽっちゃり女子用のファッションは、もともと東莞市虎門鎮から始まったものだが、今では広州や深センがメインになっている。私は広州人だったので、ぽっちゃりモデルのマネージャーになったのはとても自然なことだった」と話した。
また、黄さんは、「一日数百元の収入になり、化粧してきれいにしてから、数パターンのポーズを決める。そのときにぽっちゃりモデルになれたのは顔型のおかげだと思う。私は太っていたけど、下あごがシャープで、全体的な顔立ちは悪くなかった。今では、広州の大人気のぽっちゃりモデルなら、一日で1-2万元(約16万-32万円)稼げる人もいる」と続けた。
ファッション業界と同じく、ぽっちゃりモデルも若いときにしかできない職業。その多くが大学生で、アルバイトとしてモデルの仕事をしているので、入れ替わりが激しい。何年かぽっちゃりモデルを務めて、その仕事が好きになった黄さんはマネージャーの仕事をすることを考え始め、会社を立ち上げて、自分の美的センスに従い、契約モデルを選ぶようになった。
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