中国各地でネット配車の新政策が相次いで実施されるにつれ、ネット配車市場におけるハイグレードで、カスタマイズされたサービスの傾向がますます顕著化している。タクシー配車アプリ「滴滴打車」のハイヤー配車サービス「滴滴専車」は22日、チャイルドシート付きのハイヤー配車サービス「宝貝専車」の開始を発表した。北京、上海、広州、深セン、杭州などの8都市のユーザーは同日から、滴滴打車の携帯アプリを通して、CYBEXのチャイルドシートを搭載した宝貝専車の予約が可能になった。北京日報が伝えた。
同サービスを開始した都市では、滴滴専車の画面に新たに宝貝専車のコンテンツが表示されるようになる。利用者は滴滴アプリの「専車」画面にある「予約」欄をクリックし、「その他サービス」を選択し、「チャイルドシート」の項目をチェックすることで、宝貝専車を利用することができる。運転手の送迎に必要となる時間とチャイルドシート設置の時間を考慮して、宝貝専車を利用する際には、2時間前までの予約が必要となる。
滴滴専車が多くのユーザーを対象に行った調査によると、同サービスを利用する主なユーザーの年齢層は25歳から39歳に集中しており、若い夫婦が多く含まれており、彼らは子どもと一緒に出かけやすくするために、チャイルドシート付きのハイヤーの予約を求めていることがわかった。そのほか、プラットフォームのデータによると、若い夫婦で、幼稚園や児童用のテーマーパーク、小児病院までハイヤーを利用する割合が依然として高かったという。
親たちが気にかける車や運転手の問題について、滴滴側は、「ハイヤー配車サービス参入のハードルは比較的高く、車は15万元(約240万円)以上の車種で、運転歴は3年以上必要で、三証書(営業許可証、組織機構コード証、税務登記証)のチェックや経歴による厳しい選定を行う。また、今回開始する宝貝専車の運転手に対しても、レベル、サービスの質、勤勉さなどの項目でさらにチェックを行い、優秀な専門の運転手を選出する。さらに、選出された運転手には専門の研修を受けさせる」と説明した。
現在、滴滴専車は第一弾として、北京、上海、広州、深セン、杭州、成都、重慶、西安の8都市に数千台の宝貝専車を手配し、将来的にはさらに台数を拡大させ、より多くの都市に普及させるという。(編集YK)
「人民網日本語版」2017年5月24日
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