「米側は条件が整えば朝鮮と交渉する意向」との報道について、外交部(外務省)の耿爽報道官は8日の定例記者会見で「中国側は、米側が朝鮮半島問題の平和的解決において建設的役割を発揮することを一貫して希望し、また促している。米側が朝鮮側と接触を強化し、徐々にコンセンサスを探り、一応の相互信頼を築くことを期待する」と表明した。
【記者】ティラーソン米国務長官はこのほど「米国はすでに韓国、日本、中国、ロシアに対して、朝鮮半島の非核化が共通の目標であることを明確にした。米国は朝鮮の政権交代を求めず、政権崩壊を求めず、南北統一の加速を求めず、38度線を越える口実を求めない。非核化によってのみ安全と繁栄を得られることを朝鮮側に分からせたい。条件が整った時に朝鮮側と交渉する準備がすでにある」と表明した。米側のこの発言について、コメントは。
【耿報道官】われわれはティラーソン国務長官の発言及び4つの「求めず」の原則、朝鮮半島の非核化推進に尽力するとの米側の決意に留意している。現在の情勢下、対話と協議による問題解決という米側のメッセージには積極的な意義があり、関係各国が真剣に受けとめるに値する。
米国は朝鮮半島核問題の主要当事国の1つだ。中国側は国際社会と共に、米側が朝鮮半島問題の平和的解決において建設的役割を発揮することを一貫して希望し、また促している。
われわれは米側がこの姿勢表明の精神に基づき、朝鮮側と接触を強化し、徐々にコンセンサスを探り、一応の相互信頼を築くことを期待する。米側を含む関係各国と共に、朝鮮半島核問題の対話と協議を通じた平和的解決のために引き続き努力したい。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年5月9日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn