米戦略爆撃機が韓国で核爆弾投下訓練を行ったとの報道について、外交部(外務省)の耿爽報道官は3日の定例記者会見で「中国側は、朝鮮半島情勢の緊張を激化させ、地域の平和と安定を脅かす、いかなる一方の言動にも反対する」と表明した。
【記者】報道によると、米戦略爆撃機「B-1B」2機が1日、グアムの米軍基地を発ち、同日昼頃に韓国東部海域上空で韓国空軍と合同演習を行った。朝鮮側は、朝鮮の主要目標に対する核爆弾投下訓練であり、無謀な挑発行為は朝鮮半島を戦争の瀬戸際にさらに追い込むとした。これについてコメントは。
【耿報道官】中国側は軍事演習が進行中であることに留意している。現在朝鮮半島情勢は非常に敏感かつ複雑だ。中国側は、朝鮮半島情勢の緊張を激化させ、地域の平和と安定を脅かす、いかなる一方の言動にも反対する。情勢を早期に沈静化し、対話と協議を再開することが当面の急務だ。中国側は、冷静さと自制を保ち、刺激し合うことを止め、接触と対話の雰囲気をつくり、対話と交渉という正しい道への早期復帰を目指すよう関係各国に改めて促す。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年5月4日
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