中国の原油産出量は2007−16年の間に1億8500万トンから1億9800万トンに増加し、世界5位の産油国としての地位を保持し続けている。天然ガスは677億立方メートルから1371億立方メートルに増加し、世界6位の天然ガス産出国になった。科技日報が伝えた。
中国科学技術部(省)が27日に発表した情報によると、中国の天然ガス探査・開発の重要技術及び設備の開発に進展があり、一連の重大科学技術成果が発表されている。四川盆地で発見された中国の最も古い地層の特大ガス田、「安岳ガス田」の3級埋蔵量は1兆5000億立方メートルにのぼる。これは中国の天然ガスの発展の歴史における、重大な発見だ。
国家能源局(エネルギー局)の李凡栄副局長は「特別プロジェクトの難関突破を通じ、中国の石油産出量が安定的に増加し、天然ガスの産出量が飛躍的に伸びた。深層油ガス集約理論、地震イメージング、掘削技術の重大な進展により、探査の深度が4000メートルから8000メートルになったほか、次世代有線地震計、地震データ処理・分析などの重要設備・ソフトの応用で、掘削における世界一流の重大な飛躍を実現した」と説明した。
油ガス開発特別プロジェクト技術担当者の賈承造氏は「中国の天然ガスは数十年に渡り飛躍的に発展したが、これは科学技術革新がもたらした成果であるとも言える。特別プロジェクトの実施期間中、中国の天然ガスが一次エネルギー消費に占める割合は3%から6%に上昇し、2020年には8.3−10%に達する見通しだ。中国のエネルギー構造及び環境の改善に向け、重大な貢献を成し遂げる」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年4月28日
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