2017年9月8日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

新着|政治|経済|社会|文化
中日|科学|動画|対訳|企画
Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>科学技術

気象衛星「風雲」、一帯一路沿線国に貢献

人民網日本語版 2017年04月26日15:36

中国気象局が24日に発表した情報によると、中国の気象衛星シリーズ「風雲」のデータは現在、すでに「一帯一路」(the belt and road)沿線37ヶ国・地域を網羅し、気象予報、防災・減災、科学研究などの分野に広く活用されている。科技日報が伝えた。

自然災害は、一帯一路沿線国の持続可能な開発の重大な脅威となる。国際災害データバンクの統計データによると、一帯一路沿線国の災害に伴う損失は、世界平均の2倍以上で、そのほとんどが気象災害となっている。この地域は山間部、高原、砂漠、海洋などの無人エリアが広がり、気象観測の死角が多く、気象予報の弱点となっている。「地球外」を飛行する気象衛星は大気の全天候・立体型観測が可能だ。気象の変化を把握し、地上観測の弱点を効果的に補うことができる。

パキスタンのカイバル・パクトゥンクワ州で昨年8月、突発的な豪雨により土砂災害が発生した。「風雲2号E」は被災前、豪雨の兆しを捕捉し、直ちに気象警報を発令し、人的損害を未然に防いだ。2015年4月25日にネパール地震が発生した際は、現地の通信システムが全面的に遮断されてしまったが、中国が設置した衛星データ放送システムは現地の通信条件に依存しないため、風雲衛星のデータはネパールが被災24時間内に災害救助を展開するための重要な保障となった。

風雲衛星のデータはさらに、一帯一路沿線国の各業界に利益をもたらしている。風雲衛星データリモートセンシングサービスネットワークは、中国が世界と風雲衛星データを共有するための公式サイトだ。各国の大学、環境保護、水利、教育などの機構は同サイトを通じ、多くのデータをダウンロードし使用できる。(編集YF)

「人民網日本語版」2017年4月26日

関連記事

関連特集

コメント

最新コメント