チリの現地メディアは12日、「ある若者と彼のおじが銀行で現金をおろした直後に、3人の悪党に後をつけられ、彼らから現金を強奪されるという事件が起こった。彼らは若者に向けて発砲したが、銃弾は青年の華為(HUAWEI)スマホ「Honor 5X」に命中、スマホが銃弾から青年を守るかたちとなり、若者は軽傷を受けただけで済んだ。新華国際が報じた。
華為側は今回の事件についてコメントした。同社関係者は、「チリの担当者がまだ休暇中であることから、詳細については今のところ話せない」としている。
だが、現地メディアがこの事件について詳しく報じた。報道によると、事件当時、若者と彼のおじは一緒に銀行に行き、おじの年金である現金300万ペソ(約51万円)を引き出していた。2人は銀行を出た後、3人の悪党に後をつけられた。
2人がコーヒーを飲んでいたとき、悪党が2人に向かっていった。彼らは2人に拳銃を向けたが、2人は抵抗した。すると彼らは若者の腹部に向かって発砲した。だが、この若者は軽傷を受けただけで済んだ。銃弾は彼のスマホに命中し、スマホが銃弾をしっかり遮ったのだ。悪党のうち2人は逮捕されたが、残る1人は奪った金を持って逃走した。
「Honor 5X」の金属ボディは、プラスチックボディや模造金属ボディの携帯電話、ガラスよりも強度が高く、かなり大きな衝撃に耐えることができるという。
華為スマホが銃弾を見事に遮ったのは、今回が初めてではない。英デイリーメール紙の報道によると、2016年9月12日、Siraaj Abrahamsさん(当時41)が南アフリカ共和国ケープタウンの自宅の外に駐車していた時、近所に潜伏していた覆面強盗2人が彼を脅し、車外に引きずり出そうとした。Abrahamsさんが必死で抵抗すると、強盗の1人が2メートルの距離からAbrahamsさんの胸をめがけて発砲した。彼は地面に倒れ、2人の強盗は現金15英ポンド(約2千円)を奪って逃走した。
だが、Abrahamsさんは幸いにも九死に一生を得た。銃弾は胸ポケットにあったスマホに命中し、彼は命拾いした。大手柄を立てたスマホは、やはり華為製の「P8 Lite」だった。銃弾はP8 Liteを貫通できず、スマホに当たって止まっていたという。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年4月19日
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