「鉄腕アトム」や「一休さん」、「ミュータントタートルズ」といったこれらの懐かしのアニメはある世代の人々にとっては忘れがたい幼少時の思い出。このほどあるネットユーザーは、出版のためのクラウドファンディングを立ち上げ、わずか48時間で目標額の23万元(約365万円)に達した。
今回のクラウドファンディングの目的は、「童画往事」と言うタイトルの一冊の書籍を出版するため。この書籍には、1979年から1992年の間に中国で放送された海外アニメに関する情報やその裏話などを紹介。また、アニメを作り上げたその国における制作から放送に至るまでの過程や、中国に輸入されてからの中国語版の作成、放送状況や社会的影響、視聴者の思い出などを描いている。
制作チームは7年以上の歳月をかけて130人以上の中国語版の作成監督や、声優等の関係者を取材し、その内容をもとに、文字数67万字、ページ数780ページ、画像500枚以上を含む原稿を書き上げた。冒頭のネットユーザーは取材に対し、「これらのアニメは、ある世代の人々に楽しみと幸福をもたらした。中国語版の作成に携わった多くの人々の弛まぬ努力で、素晴らしい作品の数々が中国に紹介された。この時期の数多くのエピソードをこのまま埋もれさせてしまわないように、できる限り多くの資料を集めたい」と語った。(編集TK)
「人民網日本語版」2017年4月13日
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