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人民網日本語版>>経済

<企画>2月の経済情勢に関するデータを発表 中国

人民網日本語版 2017年03月30日15:26

 

データによると、中国の今年1−2月の輸出入総額は、前年同期比20.6%増の3兆8900億元(1元は約16.5円)に達した。うち輸出額は11%増の2兆900億元、輸入額は34.2%増の1兆8000億元。貿易黒字は46.1%減の2936億5000万元となった。

2月の輸出入総額は21.9%増の1兆7100億元で、うち輸出額は4.2%増の8263億2000万元、輸入額は44.7%増の8866億8000万元となっている。2月の貿易赤字は603億6000万元で、昨年2月は1805億元の黒字。

データによると、中国の1−2月の対欧州・米国・日本・ASEANなどの輸出入が増加した。EUと米国は中国の貿易パートナーとしてそれぞれ1位と2位を占めており、1−2月の中国・EUの貿易額は15%増の5830億2000万元で、中国の貿易全体の15%を占めた。中米貿易額は18.9%増の5473億1000万元で、全体の14.1%を占めた。また民間企業、外資系企業、国有企業の輸出入がいずれも増加した。

■貿易赤字の原因

分析によると、今回の貿易赤字出現には3つの原因がある。内需の旺盛さ、春節(旧正月)要因、大口商品の価格上昇だ。

中国民生銀行研究院の王静文マクロアナリストは、「2月の輸入が予想を上回った原因の1つは、中国経済がいまなお復興の過程にあることで、PMI(製造業購買担当者指数)、大型トラック、ショベルカー、貨物輸送量などの先行指標からみて景気活性度は持続的に上昇しており、内需の旺盛さを示している」と指摘する。

中国国際経済交流センターの張永軍研究員は、「2月の貿易赤字出現は、国際市場の大口商品の価格上昇がもたらした輸入額の大幅増加と関係がある。今年1-2月には、砂鉄鉱の輸入価格は同83.7%上昇し、原油は同60.5%上昇、石炭は2.1倍に上昇、石油製品は同48.6%上昇した。

九州証券股フン有限公司(フンはにんべんに分)の■(登におおざと)海清チーフエコノミストは、「中国企業は春節前に輸出を前倒しして行い、在庫保管コストを引き下げるので、輸出が春節前に急増し、春節後に急減することになる」と分析する。

貿易赤字が人民元相場に悪材料をもたらすという見方について、専門家は、「貿易赤字に持続可能性はなく、よって人民元相場に対する影響は限定的といえる。外貨準備データと結びつけて考えると、人民元切り下げ圧力が完全に解き放たれるという結論を導き出すことができる」と指摘する。

 

今年1~2月には全国で新たに設立された外資系企業が3860社に上り、前年同期比13.7%増加した。実行ベース外資導入額は1386億8千万元で同2.3%減少した。2月の外資系企業新規設立数は1850社で同33.3%増加し、実行ベース外資導入額は585億9千万元で同9.2%増加した。

■1~2月外資誘致の特徴

産業の分布をみると、サービス業の実行ベース外資導入額が1038億9千万元に上り、同2.1%増加し、外資全体に占める割合は74.9%に達した。このうち電力・ガス・水の生産供給産業は同184.4%増加、交通輸送・倉庫貯蔵・郵政産業は同129.8%増加、リース・ビジネスサービス産業は64.6%増加だった。製造業の実行ベース外資導入額は336億3千万元で、外資全体に占める割合は24.3%だった。このうち化学原料・化学製品製造業が28.3%、汎用設備・コンピューター・その他の電子設備製造業が37.7%を占めた」という。

投資がどこの国・地域から行われたかをみると、主要な国・地域からの対中国投資は全体として安定傾向を維持したことがわかる。

 

今年1~2月には、国内の投資家が世界122カ国・地域の企業1475社に非金融分野の直接投資を行い、累計投資額は924億2千万元(1元は約16.1円)に達して、前年同期比52.8%減少したという。対外請負工事事業の営業額は1154億元、新規契約額は824億9千万元だった。1~2月の対外投資は主に製造業、情報伝送・ソフトウェア・情報技術(IT)サービス産業に流れ込み、製造業は投資額が同1.6%増加して、同期の対外投資全体に占める割合は昨年の13.2%から29.7%に上昇し、同サービス産業は投資額は同44.6%増加、割合は3.9%から12.6%に上昇した。レンタル・ビジネスサービス産業の投資額は同74.4%減少、不動産業は同84.9%減少、文化・スポーツ・娯楽産業は同91.6%減少だった。

「一帯一路」(the belt and road)の沿線国は中国の対外投資における重要な投資先だ。1~2月に中国から沿線41カ国に新たに行われた非金融分野の直接投資は合計17億9千万ドル(1ドルは約111.3円)に上り、対外投資全体の13.3%を占め、割合は前年同期比5.8ポイント上昇した。 

(編集JZ)

「人民網日本語版」2016年3月30日

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