中国の伝統衣装を着て「梁祝の恋」を演じた青井聡子さんと伊藤健康さん。
浙江省寧波市梁祝文化園で今月27日、「中日ミックス版」である「梁山伯と祝英台」の公演が行われた。日本人が演じる「祝英台」と「梁山伯」が、その故郷である浙江省で中国式の衣裳を身にまとい、二人のドラマチックな恋愛ストーリーを演じた。中国新聞網が報じた。
民話劇「梁祝」で祝英台を演じるのは青井聡子さん、梁山伯を演じるのは伊藤健康さん。2009年に鎌倉で初公演を行い、500人以上を動員。多くの人がこの感動的なストーリーに涙したという。
青井さんは、「プロの出演者もいれば、半プロの出演者もいる。私は普段、鎌倉でケーキ屋を経営している」という。伊藤さんも本職はサラリーマン。青井さんと同じくアマチュアであるものの、この中国の古代悲恋物語の奥深い意味を把握し、自分の役をしっかりと演じるために、暇があるたびに何度もセリフを練習しているという。
日本版民話劇「梁祝」の脚本を担当する古野浩昭さんは、中国に留学していた時に初めて梁祝の物語を知った。「こんなに悲しくも美しい恋愛があるのか」と感じた古野さんは、梁祝に関する資料をたくさん読み、梁祝文化を研究している学者・渡辺明次さんとも出会い、そして民話劇「梁祝」を作り、日本でその文化を伝えようと心に決めたのだという。
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