東欧の「ネット美女詐欺師」が激増 狙われる中国のホワイトカラー族

ヨーロッパのネットワーク監視会社Dating Scamsの統計データによると、東欧をはじめとする世界各地で、1万9057人の若い美女が、被害者と恋愛関係になったと見せかけ、オンラインで詐欺行為を行っている現状が浮き彫りになった。同社は、今月26日の時点で、計21万4693件の詐欺被害のクレーム報告を受けているということだ。データによると、「美女詐欺師」の多くは、ロシア、ポーランド、チェコ、その他東欧諸国の出身者となっている。環球時報が伝えた。

ヨーロッパ経済低迷が続いている影響で、東欧の一部の若い女性は、ネット上で一攫千金を企み、被害者の男性と恋愛関係になったと見せかけ、ネットワーク詐欺を行っている。詐欺の手口は多種多様だが、よくある手口は以下のようなものだ。

〇メールボックスに非常にきちんとしたラブレターが送られてくるパターン。

〇写真・URL・電話番号・メールアドレスを付記したパーティ招待状が送られてくるパターン。

〇賞に当選したと通知して、「美女と楽しいひと時を過ごせます」といった内容のメールが送られてくるパターン。

〇戦争のため苦痛を味わい、経済的にも非常に苦しいと訴え、国際主義に基づく愛や人道的な金銭的援助を求めるパターン。