中国にとってサウジは中東における重要な貿易パートナーであるのみならず、「一帯一路」(the belt and road)上の重要な連結ポイントの国だ。「経済中心であることが最近の外交活動の際立った特徴であり、互恵・ウィンウィンという中国の理念を体現している」。中国現代国際関係研究院世界政治研究所の陳向陽副所長によると、「一帯一路」は今年の外交活動の大きな重点であり、最近の各分野、各レベルの外交活動の大きなテーマでもある。
イスラエルのネタニヤフ首相の訪中時、双方は革新的な包括的パートナーシップの構築で合意し、今回の訪問の大きなハイライトとなった。農業、科学技術、人材育成分野でのイスラエルの強みは、今後の双方の革新協力に広大な場を提供する。
李総理のオーストラリア、ニュージーランド歴訪について、専門家は中国と両国の経済・貿易関係を一層強化し、各分野の協力を推進すると同時に、「一帯一路」建設の推進にとっても重要な意義を持つと指摘する。
反グローバル化と保護主義思想の台頭を前に、中国が多国間主義と包摂・開放の旗を高く掲げ、様々な不確定性に安定性と確定性で対処していることは、中国の揺るぎなさ、責任感、自信を十分に示すものだとも指摘される。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年3月22日
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