早稲田大学中国校友会が19日、北京で発足した。全国人民代表大会常務委員会の委員や全国人民代表大会外事委員会の副主任委員、欧米同窓会留日分会の会長などを務める曹衛洲氏は、「今年は中日国交正常化45周年に当たり、来年は中日平和友好条約締結40周年を迎えるため、早稲田大学中国校友会の発足は重要な意義を帯びている。同会が中日両国の国民の友好的な往来に寄与できることを願っている」と語った。中国新聞網が報じた。
早稲田大学は1882年に創立し、中国人留学生の第一期生は1899年にまでさかのぼることができる。そして、1910年までに李大釗、陳独秀、宋教仁、廖仲愷、澎湃、林長民、唐宝鍔、陳溥賢、李士偉などの傑出した人材を含む、計約2000人の中国人留学生を受け入れた。
同大学の鎌田薰総長は、「中国校友会が発足したことで、当大学と中国の交流に新たなページが加わった。当大学は両国の関係の発展のために引き続き優秀な人材を育てていく。日中両国の学生が先人の志を受け継ぎ、新しい事に積極的に挑戦し、互いに理解し合い、調和が取れた連携を構築した人材になり、今後の日中関係のためにたゆまず努力することを願っている」と語った。
在中国日本大使館の山本恭司公使は、「早稲田大学は日中両国の優秀な人材を育ててきた。現在、日本にいる中国人留学生は約9万人と、日本の留学生の40%を占めている。両国が交流を強化し、日中友好関係を次の世代に伝えてくれることを願っている」と語った。
現在、早稲田大学は中国の大学49校と協定を結んでおり、各種教育連携プロジェクトを通して、研究者や留学生の相互派遣を行っている。現在、約2500人の中国人留学生が同校で学んでおり、日本では中国人留学生が最多の大学となっている。また、同大学は毎年、約100人の学生を中国に留学させている。統計によると、1979年から2017年の間に、同大学は計約1万人の中国人留学生を受け入れてきた。 (編集KN)
「人民網日本語版」2017年3月20日
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