韓国ロッテ本社でTHAAD配備に反対する韓国民。(撮影:人民日報記者・馬菲)
韓国のロッテグループと韓国国防省は28日、「THAAD」の用地提供合意を正式に締結し、星州ゴルフ場をミサイル防衛システムTHAADの配備に提供することで合意した。中国国民はこれに強い不満を抱いている。一部のSNSでは、中国のネットユーザーがロッテ製品ボイコット活動を自発的に起こしている。環球時報のネット調査では、95.3%の回答者がTHAAD配備に土地を提供したロッテグループに制裁を行う必要があると答えた。人民日報が伝えた。
あるネットユーザーは人民日報の微博(ウェイボー)に「ロッテが自国を支持するのも当然だ。ならば、われわれがロッテをボイコットするのも当然だ」とのメッセージを残した。ロッテグループが中国で販売している製品のリストをまとめ、ボイコットを呼びかけたネットユーザーもいる。このメッセージはわずか2時間で3000件以上の「いいね!」を得た。他の韓国商品もボイコットの対象となる。
韓国の映画やドラマは中国で人気を博しているが、米国のTHAAD配備に執拗に協力する韓国政府のやり方に、不満を抱く人もいる。一部の韓国映画・ドラマの中国語翻訳チームは自ら作業を止めた。韓国の映画・ドラマを放映していた一部のウェブサイトも全て放映を止めた。また、最近韓国観光を取り止める中国人観光客が多い。多くの中国ネットユーザーのコメントからは、THAAD問題のためにもう韓国観光をせず、韓国車を買わず、韓国製の携帯電話や生活用品を買わないことが、多くの中国国民の共通認識、行動となる可能性があることが見てとれる。
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