小米科技は先月28日、傘下の北京松果電子が手がけた製品「松果プロセッサー」を発表し、これによりアップル、サムスン、華為に続いて世界で4番目に自社製チップの開発を実現した携帯電話メーカーになった。「北京晨報」が伝えた。
チップの開発は九死に一生を得るような綱渡りだ。小米はなぜそれでもやろうと思ったかという疑問に対し、小米の雷軍会長は、「チップは携帯電話をめぐる科学技術の攻略点であり、小米は偉大な企業になるために、どうしても核心技術を掌握する必要があった。プロジェクトを立ち上げて携帯電話用チップの開発をスタートしてから、このほど製品をお披露目するまでの間に、28ヶ月の時間がかかった」と述べた。
小米の説明によると、松果プロセッサーの第1弾製品「澎湃S1」は大量生産が可能な中高級チップとの位置づけで、性能と消費電力の最高のバランスを追求し、しかも「PPTチップ」(パワーポイントの資料でしかない、まだ生産が実現していないチップの意味)ではない。発表会では初めて澎湃S1を搭載した携帯電話「小米5c」がお披露目された。低消費電力とカメラ機能に特徴があり、価格は1499元(約24680円)になるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年3月1日
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