「小さな目標」実現を
中日関係を改善のために、中日の大学生は、この先15年の具体的な「小さな目標」について意見を交換した。中国の大学生たちは、日本で「中国知識大会」が開催されることや日本のテレビやネットサイト、雑誌などでさらに多くの中国のおもしろい場所が紹介されること、中日のメンバーが混ざったアイドルグループが結成されることなどを希望した。一方、日本の大学生は、中国が日本の若者に一層多くの中国の音楽やダンス、流行ファッションなどのポップカルチャーを紹介することや中国の公共観光施設の衛生状況を改善することなどを希望した。さらに、両国の若者の国際結婚を推進することや両国が宇宙技術の研究開発の面で連携し、共に宇宙に進出するなどの大胆な提案も出た。
その他、「両国の関係改善は将来に持ち越す必要はなく、微信(WeChat)やLINEなどのSNSを利用して周辺の家族や友人に相手国を紹介し、今すぐに相互理解を促進するために自分達のできることをしよう」という声も上がった。
武漢大学・日本語学部の夏晶准教授は、「大学生は非常に想象力に富んでおり、現時点では突飛に思える意見もあるかもしれないが、1000年以上前に日本の遣唐使が船に乗ってはるばる中国にやって来た時に、今日のように両国の国民が毎日飛行機に乗って両国を行き来することなど想像もできなかったのと同じで、今の夢が将来的に実現する可能性もある」と語った。また、日本財団の尾形武寿理事長は、「交流に参加した若者はそれぞれの国の未来を背負っている。5年、10年後は彼らの時代。日中関係が若者の努力により、改善していくことを心から願っている」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年2月28日
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