国家観光局の統計データによると、2016年、全国の観光客数は延べ45億6千万人に達し、観光消費額は4兆6600億元(1元は約16.5円)に上った。観光需要が拡大の一途を辿り、観光消費が上昇し続ける情勢のもと、2017年、中国人は休暇旅行で一体どれくらい消費するのだろうか?南方日報が伝えた。
17日、旅行サイト・途牛旅游網は「2017年オンライン・レジャー観光市場趨勢予測報告」を発表した。国家観光局の統計データによると、2017年には観光客数が延べ50億人を上回る見通しで、観光消費額は5兆元を突破する見込み。国内観光が引き続き消費者の主流となる見込みだが、所得の増加、観光のアップグレード、ビザ緩和政策、フライト増便などのプラス要因に後押しされ、中国人が大挙して「海外進出」する傾向はますます高まると同時に、ますます遠い場所を旅行目的地として選ぶようになっている。消費者の観光嗜好がより多様化・個性化するにつれ、カスタムメイド観光や体験型観光の消費が伸び続けている。
〇主流は引き続き国内旅行
国家観光局の予測データによると、2017年、全国の観光客は延べ50億人を突破、国民が旅行で消費する金額は初めて5兆元の大台を突破し、新記録をマークする見込みだ。これは、全国13億6千万人の人口が、一人あたり年間3.7回旅行する計算となり、2016年の3.3回を上回る。国民の旅行頻度は今後も上昇するとみられる。
そのうち、国内観光客の数は前年比10%増の延べ48億8千万人、海外観光客は同4%増の延べ1億2300万人に、それぞれ達する見通し。観光客総数に占める国内観光客の割合は97.5%に達し、引き続き消費者の第一選択肢となっている。
例年の観光収入データに基づく国家観光局の予測では、2017年、国内観光収入は前年比12.5%増の4兆4千億円に達する見通し。全国13億6千万人の人口で計算すると、2017年、国内観光客の年間観光消費増加額は902元に達する。
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