朝型人間の場合、できることなら徹夜での残業はしない方がいい。なぜなら朝型人間を対象に、徹夜で集中力が必要な任務を与えた場合、反応は鈍くならないが、ミスが増えることが、英国オックスフォード大学の最新の研究で明らかになったからだ。新華社が伝えた。
学術誌「Brain Research」に発表したレポートの中で研究者は朝型人間にとって夜になると、その眠気や覚醒状態を保ち続けようとする状態は大脳の集中力を司る神経の負担となる。逆に「夜型」人間にとっては夜更かしをすると、任務にかける時間はより長めだが、朝型人間よりも、作業のミスは少ない。インドの「AsiaNews」は「集中力が散漫になるのを防ぐには、集中力を主に視覚的刺激に集中させる必要があるだけでなく、同時に任務以外の刺激を遮断する必要がある。研究では夜型人間はスピードと引き換えに正確さを手に入れている」と研究者の話を引用して報道している。
また研究者は「この研究結果は教育システムのほか、パイロットや運転手、救急隊員といった一部業界における適正な人事配置に役立たせることができる」としている。(編集TK)
「人民網日本語版」2016年12月26日
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