宇宙実験室「天宮2号」に駐留している宇宙飛行士が、間もなく地球に帰還する。新華社記者は15日、初の「宇宙・地球インタビュー」で、宇宙飛行士の景海鵬氏と陳冬氏に準備状況について質問した。新華社が伝えた。
陳氏は「嬉しく興奮している。しかし、すぐに天宮2号を離れると思うと、後ろ髪を引かれる思いだ。ここで私たちは30日も生活・勤務し、私たちの宇宙の家のようなものであり、離れるのはとても名残惜しい」と述べた。
景氏によると、最近も計画通りに宇宙での作業を進めており、帰還に向け準備を整える必要があるという。まず軌道上で生成された実験データの回収、次に船内環境の整理、それから離れる前の状態設定を行う。「船内環境の整理ではまず荷物を運ぶ。これは荷造りのようなものだ。私たちは当初、天宮2号に入った時に、生活用品、実験用品など大小さまざまなものを持ち込んだ。トレーニング用の自転車も、軌道上で組み立てた。帰還前には持ち込んだものを、再びあるべき場所に戻さなければならない」と陳氏は話した。
景氏はさらに「離れる前に天宮をきれいに掃除し、片付けを行う。これも非常に重要なことだ。食品のゴミ、衛生用品のゴミ、それから実験で出た電池、電極などのゴミも、まとめて軌道モジュールに入れ、大気圏再突入で焼却する」と補足した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年11月17日
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