子供が学校へ行っている間も保護者は常に心配
このほど、記者は、38人の小学4年生の生徒とその保護者を取材した。その中の約8割が李さんの方法に賛成意見で、残りの2割が、気にかけ過ぎている、そこまでする必要はないと回答した。
取材した保護者のうち、毎日送り迎えをしているのが37名で、自主登校させているのは1人だけだった。しかも、家が学校のすぐそばにあり、横断歩道を渡る必要さえないとのことだった。送り迎えされる子供は、家から学校まで1、2駅の者もいれば、200~300メートルの者もいる。それでも、保護者たちは毎日送り迎えを続けているという。
「交通状況が複雑で危ないので、子供を一人で登下校させるのは不安」と一人の保護者は言う。
今回の調査でわかったのは、小中学生の保護者が子供の送り迎えをするのは一般的で、中には子供が高校を卒業するまで送り迎えを続けていた保護者もいたということだ。
評価:保護者のやり方を理解・尊重する
武漢市のベテラン教育従事者は、「親が子供を突き放すことで子供が自立できるというのは確かだが、保護者たちの不安も理解し汲み取ってあげる必要がある。現代社会は複雑で、外部環境を更に改善する必要性がある。教育によって、学生の自己防衛意識や能力を高めることができるようになれば、保護者は安心して子供を突き放すことができるだろう」と話している。(編集TK)
「人民網日本語版」2016年11月11日
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