国家統計局が27日に発表したデータをみると、今年1~9月には、全国の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の利益が4兆6380億6千万元(1元は約15.5円)に上り、前年同期比8.4%増加した。「京華時報」が伝えた。
データをみると、同期の一定規模の工業企業の中で、国有企業の利益は8616億4千万元で同2.6%増加し、集団所有制企業は327億4千万元で同2.6%減少、株式制企業は3兆1655億5千万元で同8.6%増加、外資系企業および香港・澳門(マカオ)・台湾資本企業は1兆1594億9千万元で同10.2%増加、民間企業は1兆6232億元で同7%増加だった。
同局工業統計司の何平博士は、「9月に利益の増加ペースが鈍化したのは、安定した増加傾向への回帰だ。全体としてみると、企業の利益が持続的に好転するという基本的傾向には変化がない。工業分野での供給側の構造改革の成果は明らかだ。また9月の工業企業の利益の増加ペースが目立って鈍化した原因には、工業の生産と販売の伸びが鈍化したこと、電子・鉄鋼・電力などの産業の利益の増加幅が縮小したことなどが含まれる。このほか、工業利益は安定成長に回帰しているが、企業の利益を制約するマイナス要因は引き続き存在しており、国内外の市場ニーズは全体として弱々しい状態が続き、企業では未収金の増加ペースが速く、流動資金に占める割合が上昇している」と説明する。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年10月28日
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