娘とは重慶方言で話し、自分のルーツを教え続ける
銭教授の娘は日本で生まれたが、銭教授は自宅では娘と重慶方言で話すように努めている。これについて、銭教授は、「どこにいても自分の母国語やルーツを忘れてはいけないと思っている。このように教えているので、私が娘と一緒に重慶に帰っても、娘は重慶に違和感を感じることがない」と語った。
2014年、重慶大学に高等研究院が設立された。銭教授は帰国するたびに、重慶に戻って同院で講義を行い、中国人学生と学術交流をしている。銭教授は将来定期的な講義を開設し、頻繁に帰国し講座を開設したいと考えており、そうして「実家にも頻繁に帰りたい」ということだ。(編集YK)
<人物紹介>
銭鷗:1963年重慶市沙坪■区(■は土へんに貝)生まれ。1997年、京都大学文学研究科で博士号を取得。現在は同志社大学グローバル地域文化学部教授として、博士課程学生の指導を行っている。中日学術史や比較思想史研究、王国維の研究に携わっている。
「人民網日本語版」2016年10月27日
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