中国の劉暁明駐英大使は24日、サンデー・テレグラフへの寄稿で「南中国海仲裁裁判は法律の仮面をまとった政治的茶番であり、中国が仲裁を受け入れず、認めないのは国際法の権威と尊厳を守るものだ」と指摘した。
劉大使は「合法的な仲裁が少なくとも満たすべき条件がいくつかある。第1に、仲裁事項における管轄権があること。第2に、仲裁員自身が公正で権威あること。第3に、仲裁手続きが常識に適っていること。第4に、実体問題の裁定が摩擦を解消する効果をもたらすことだ。だが、南中国海仲裁裁判はこの条件を満たしていない」と指摘。
「この茶番で、法律は政治の犠牲になった。もしこのような茶番が国際法を代表し、国際的な紛争がこうしたモデルによって『解決』されるのなら、法律の厳粛性は跡形もなく消え、世界には永遠に安寧の日がなくなる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年7月26日
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