北京市政府新聞弁公室と北京市科学技術委員会はこのほど「北京技術革新行動計画(2014−17年)」の、次世代モバイル通信技術の進展および産業発展特別プロジェクトの一連の成果を発表した。市科学技術委員会の関係者によると、同市はすでに「5G時代」に向けた取り組みを開始している。中国IMT-2020(5G)推進チームの中心メンバーである大唐移動通信設備有限公司などの北京の科学研究機構は現在、5G国際基準の制定に積極的に参加し、しかも主導している。北京日報が伝えた。
関係者によると、新設される地下鉄路線は4G電波をカバーするほか、5G電波のカバーの可能性も考慮されている。
4G技術はハイスピードなネット接続を実現したが、まだ仮想現実(VR)、遠隔外科手術、高速車載インターネットなど、広帯域幅・低遅延・高信頼性などの需要を満たすことができない。次世代モバイル通信技術の5Gは、人々の生活により一層便利をもたらすことになるだろう。大唐移動通信設備有限公司はすでに5G技術を利用した一連の遠隔医療システムを開発している。5GのオンラインプラットフォームとVR技術を結びつけることで、医師は特製の「ヘッドセット」や「グラス」、センサーを装着するだけで、どれほど遠く離れていても手術を指導することができる。医師本人の手術の動作がセンサーによって現場で感知され、複製される。それを「暗記」した手術現場のロボットアームは医師の代わりに手術を行う。同社の孫暁南副総裁によると、5G技術の発展により、遠隔外科手術が5−10年内に実現されるという。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年7月18日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn