財布なしで24時間生活し、顔認証で決済を完了し、ビッグデータサービスによりスマートな外出、遠隔操作で医療診断を受ける――こんなクールな暮らしは、4Gモバイルインターネットの応用により現実化している。新華社が伝えた。
現在、中国の4Gインターネット利用者は5億3000万人にのぼり、コンテンツが豊富になっているほか、ビッグデータやクラウドコンピューティング、人工知能などの新技術も応用されている。4Gインターネットという目に見えない科学技術成果は、以前では想像もできなかったような応用例を実現させている。
例えば、ユーザーは携帯アプリを使い、オフィスビル周辺の電気自動車レンタルサービスを利用できる。所在地から最も近い使われていない車を選択し、分刻みでレンタル料金を支払う。携帯電話はユーザーを車まで案内し、4Gネットワークにより信号を出すことで、車のドアを開くこともできる。携帯で自動的に決済を完了し、非常に便利だ。
また、4Gモバイルインターネットとビッグデータの応用の「共鳴」が生まれており、多くの革新的なサービスが誕生している。例えば第3者決済サービス「支付宝」を携帯電話で利用することで、「信用ポイント」により保証金なしで車を借り、ホテルに宿泊し、自転車を借りることができる。また一部の国のビザ発給手続きの簡素化、空港のクイックルートといったサービスを利用することもできる。
北京の外資系企業で働く呉氏は「私は今や毎日、財布を持たなくても外出可能だ。家を出る時に現金を持たなかったことを心配する必要はないが、むしろ携帯電話のバッテリーがなくなったり、電波が届かないことが心配だ」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年7月11日
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