アリババ(阿里巴巴)集団と上海汽車集団は7日、ネット接続自動車「栄威RX5」(ROEWE RX5)を発売した。アリババOS「YunOS」を搭載した初の量産型ネット接続車となる。「京華時報」が伝えた。
アリババの馬雲(ジャック・マー)会長は、「過去20~30年の間に、人間(の役割)はロボット(が担うもの)に変わった。未来の20~30年の間には、ロボットを人間に変え、機械に知恵を吹き込み、自動車をもっとスマートにしたい。自動車が人間の最も重要なパートナーになることは確実で、未来の自動車にYunOSを搭載すれば、機能の80%は交通とは無関係なものになる」と述べた。
アリババのスマートシステムを利用したこの車の地図機能は、携帯電話の電波が届かない場所やネットワークに接続できない場所でも位置情報をつかむことができ、地下の車庫でも位置を把握してナビが利用できる。また自動的にスピードをコントロールする機能もある。注目されるのは、この車には初めて画像撮影機能が搭載されたことで、車内で自ら撮影することもできれば、死角のない確実な撮影で周囲の状況を画像におさめることもできる。さらに「車載システムソフトウェアと新機能のバージョンアップ」、「高解像度地図ナビ」、「自動車の利用に対応したネット上のアプリケーション・サービス」の3つのサービスも無料でついてくる。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年7月8日
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