中国有人宇宙飛行事業弁公室が9日に発表した情報によると、宇宙実験室「天宮2号」はフローに基づく全ての開発作業を完了し、同日中に酒泉衛星発射センター有人宇宙飛行発射場に無事輸送され、発射場エリアにおける総組立・試験作業を実施した。科技日報が伝えた。
計画では天宮2号は今年9月中旬に打ち上げられる予定。軌道上の試験を実施し、自主運行モデルを構築し、有人宇宙船「神舟11号」の訪問に備える。
天宮2号は有人宇宙船と補給機の訪問を受け入れ、宇宙飛行士の中期駐留、推進剤補給など宇宙ステーションプロジェクトに関する重要技術を検証する。また宇宙医学・宇宙科学実験、宇宙応用技術試験、軌道上のメンテナンス試験、宇宙ステーション技術検証と試験を行う。天宮2号はドッキング目標機「天宮1号」の予備をベースに改造されたもので、宇宙飛行士2人が軌道上で30日にわたり勤務・生活できる。軌道上の設計上の使用寿命は2年。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年7月11日
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