○中国の大学が大幅に順位上げる
ロンドン大学教育研究所(IOE)のシモン教授は、「今年のランキングの変化は主に、日本の大学が順位を下げ、中国大陸部の大学が順位を上げたこと」と分析している。
そして、「日本は現在、ここ20年、大学に対する投資を縮小させていることの代償が反映された結果だ。一方、中国は、研究活動の質を国際レベルに引き上げるため、重点大学に重点的に投資していくプログラム『985プロジェクト』を通して、9校からなる連盟ができている」と指摘している。
その9校とは、北京大学、清華大学、復旦大学、上海交通大学、浙江大学、南京大学、中国科技大学、哈爾濱(ハルビン)工業大学、西安交通大学。連盟のスタイルは、米国のアイビー・リーグに似ており、資源の共有やメリットの相互補強、連携強化を目指している。
世界銀行で高等教育プロジェクトを担当していた経験を持つジャミール サラミ氏は、「教育改革の面で、中国政府が行っている業務には強い印象を受ける。1998年、中国政府は世界一流の大学を創建することを目標にしてより、高等教育機関に対する投資を大幅に増やし、大学の急速な発展が促進された」と分析している。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年6月22日
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