浙江省杭州市の社会福祉センターにこのほど新たに「5人のスタッフ」が加わった。それは、スマート介護ロボットで、福祉センターのスタッフから親しみをこめて「鉄ちゃん」と呼ばれている。身長80センチ、体重15キロの鉄ちゃんは1回の充電で72時間動くことができる。鉄ちゃんが可愛いのはさておき、鉄ちゃんは薬の時間を知らせること、遠隔ビデオ通話ができること、歌を歌うこと、動画を再生できることなどの「特技」を持っている。
同福祉センターは公営の介護機関で、現在ベッド数1458床、また1300人以上の高齢者が入居しており、入居率は90%にまで達している。福祉センターの趙胡明副センター長は取材に対し、「現在、ロボットは高齢者たちから普通に受け入れられている。徐々に機能を強化した未来のスマートロボットは介護機関の管理におけるプレッシャーを軽減し、多元的な発展を遂げることで介護制度をだんだんと改善させることで、高齢者の幸福感を最大限に満たすことができる」と話す。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年5月18日