クロカンムリテナガザルは国家1級重点保護動物で、全世界において1000匹余りしかいない。プーアルの無量山には500匹余りが生息しており、朝いちばんの日の光が山や谷に射すと、クロカンムリテナガザルが鳴き声をあげはじめる。
個体数が少ない上、人里離れた密林の山中に長年生息しているため、人間がクロカンムリテナガザルの生息地でじかにその姿を見ることは極めて難しく、大半はその鳴き声だけを聞くことができる。研究のために訪れた多くの専門学者が観測地点で1~20日滞在しても普段はサルの鳴き声を聞く事ができない。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年4月6日