2016年世界エネルギーのインターネット(Internet of Energy:IoE)大会が、30日に北京市で開幕した。王勇国務委員が出席し、式辞を述べた。新華社が伝えた。
王氏は、「エネルギーは経済・社会の発展の重要な物的基礎だ。中国政府はエネルギーのモデルチェンジを高度に重視しており、近年になり積極的にクリーンエネルギーの発展を促進している。クリーンで低炭素なエネルギー供給システムの構築を加速し、今や再生可能エネルギーの利用規模が世界最大の国になっている。中国はさらなる措置を講じ、エネルギー変革の推進を加速し、クリーンエネルギーの持続的かつスムーズな発展を促す。クリーンで高効率な、安全で持続可能なエネルギー発展の道を歩む」と述べた。
王氏はまた、「エネルギーのインターネット(IoE)はエネルギー革命を推進する戦略的支柱である。世界的なエネルギーネットワークを構築するためには、世界各国と関係者による努力が必要だ。各国はコンセンサスを形成し、政策の調整を強化し、開放的かつ共有という国際エネルギー協力の新たな流れを作るべきだ。また、重要技術、重要設備の共同研究を展開し、世界エネルギーネットワークの発展を妨げる技術的な難題を解消する必要がある。さらに、IoEの標準化を共に促進し、全面的で先進的な、各関連産業を網羅する国際標準システムを構築すると共に、IoEの安全・防御システムの建設を共に促進し、サイバー攻撃を撲滅、IoEの安全を着実に保障し、エネルギーと経済・社会・環境の調和的な、持続可能な発展の実現に向け努力しなければならない」と強調した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年3月31日