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駐イラン大使「中国の石油輸入の1割はイランから」

人民網日本語版 2016年01月18日15:01

習近平国家主席の中東3カ国(サウジアラビア、エジプト、イラン)公式訪問にあたり、駐イラン中国大使の厖森氏はこのほど発表した文章の中で、「中国は政治交渉を通じたイランの核問題の解決を積極的に推進し、全面的な話し合いが最終的に妥結するために『中国の知恵』で貢献する。中国・イラン両国はともに発展途上の大国であり、国の主権、民族の独立、国際問題・地域問題において多くの話題を共有する」と述べた。

厖大使は次のように述べた。

習主席はまもなくイランを公式訪問する予定で、中国の国家元首として14年ぶりのイラン訪問となる。

ここ数年、中国・イランの経済貿易分野での協力が緩やかに発展している。中国は6年連続でイランの1番目の貿易パートナーの座を維持し、イラン最大の石油輸出市場であり非石油製品輸出市場でもある。2014年に両国の貿易額は500億ドル(約5兆8630億円)の大台を突破した。多くの中国企業がイランで投資や事業を進め、華為(ファーウェイ)の携帯電話や奇瑞の自動車などは広く歓迎されている。中国が毎年輸入する石油の約10分の1はイランからのもので、イラン産のピスタチオ、サフラン、絨毯は中国市場で大人気となっている。

中国・イランの相互利益の協力には大いにやり甲斐がある。イランのエネルギー、鉱物資源は豊富で、工業は各分野をカバーし、発展の潜在力を富と生産力に転化させることが早急に求められている。中国は工業化と都市化を持続的に推進し、今は経済の構造調整と産業のモデル転換の段階にある。2016年は中国の第13次五カ年計画がスタートする年、イランの第6次五カ年計画が始まる年であり、中国・イランの発展段階には深いレベルでの相互補完性がある。習近平主席が「一帯一路」(1ベルト、1ロード)構想を提起すると、イランは積極的な反応を示し、「一帯一路」の共同建設への参加に溢れる熱意をみせている。今後は「一帯一路」の建設に後押しされて、両国の輸出入、コネクティビティ、生産能力での協力、産業パークの建設が急速に発展し、両国と両国国民に巨大な恩恵をもたらすことになる。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年1月18日

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