日本カスタムメイド製品研究センターの調査結果によると、定年退職した一般的な高齢者の年金額は年間約78万円(約6864ドル)。衣食住にかかる費用をできる限り切り詰めたとしても、生活費は年金額より25%余計にかかり、家計が赤字となる運命は避けられない。
日本の高齢者の多くは、預金額が少なく、社会保障と医療保険も十分とは言えない。さらに、孤独に苛まれる人が多く、一度罪を犯すと癖になって繰り返し、「衣食住・看病」のすべてが揃っている「刑務所暮らし」に自ら進んで身を投じることになる。
【「予算の危機」に瀕する刑務所】
増加の一途をたどる高齢者の入獄によって、日本の刑務所は、受け入れ容量不足に陥り、「予算の危機」に瀕している。
一部の専門家は、「日本の司法体系には落ち度がある。例えば、一人の高齢者が商品価格200円(約1.8ドル)のサンドイッチを盗んだ場合、懲役2年の判決が言い渡されるのが一般的だ。一方、この服役者のために刑務所が負担する費用は840万円(約7万4千ドル)に上る」と指摘した。