どんな些細な事でも写真を撮り共有したがり、どの色の靴下をはくかだけでもみんなの意見を求めようとする。あなたの近くには、こんな人がいるのではないだろうか。プライバシーを過度に重視する人がいる一方で、すべてをオープンにしたがる人がいるのはなぜだろうか?新華社が伝えた。
独ベルリン自由大学の研究者は35人の被験者を集め、SNSの使用習慣に関するアンケート調査を行った。研究者は神経画像技術を使い、リラックスした被験者の脳をスキャンし、各部位の関係を分析した。その結果、ネット上でプライバシーを公開したがる人の場合、脳の内側の前頭前皮質、楔前部、背外側前頭前野のつながりが非常に活発だった。また彼らの楔前部と背外側前頭前野のつながりも活発だった。8日付英デイリー・メール紙は、同研究の担当者の発言を引用し、「SNSの利用と脳の活動に関する研究はこれが初めてだ。人々は自分の情報の共有を好む。現在の世界において、フェイスブックのようなSNSが共有の手段になっている」と伝えた。研究結果によると、プライバシーを公開したがる人は、脳の自己認知を司る部位の働きが活発なため、生活の些細な事を他者と共有したがる傾向がある。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年3月10日