アメリカの研究機関は「SNSをよく利用する人は不眠症になりやすい」とする研究結果を発表した。新華社が伝えた。
米ピッツバーグ大学の医学研究チームは2014年、SNSと共に成長してきたと言われる19歳から32歳の若者1788名を対象に、SNSの利用時間と睡眠状態を観察した。その結果、彼らが1日にSNSに費やす時間は約61分で、うち睡眠状態が非正常である人の割合は30%に達した。また、SNSの利用頻度が高い人は、睡眠状態が非正常となる確率が利用頻度が低い人の3倍であり、SNSの利用時間が最も長い人は、睡眠状態が非正常となる確率がSNS利用時間が最も短い人の2倍であることが分かった。この報告書の作者であるジェシカ・C・レベンソン氏は、「SNSの利用頻度は利用時間よりも睡眠障害と関係している可能性がある」と結論づけた。
研究者は、「SNSの利用と睡眠障害の関係は、眠れないときにSNSを利用することとも関係している可能性があり、両者の関係は悪循環となっている可能性がある」としている。(編集IM)
「人民網日本語版」2016年1月29日