欧州特許庁は3日、ベルギーのブリュッセルで発表した年度報告書で、中国が今年も年間特許出願数の増加率が最も高い国だったと指摘した。中国が2015年に欧州特許庁に提出した特許出願は5721件で2014年に比べ22.2%の増加率となっている。中国の特許出願総数は全ての国々の中で第8位にランクイン。欧州特許庁は中国経済の力強い成長は欧州特許の発展における重要な原動力の一つとなっていると指摘している。人民日報が伝えた。
欧州特許庁は世界でも重要な五大特許出願認可機構の一つで、高品質の手続で有名だ。報告によれば欧州における特許出願総数は2015年は16万件まで増えて、前年同期比で4.8%アップしている。特許出願のうち、47%が欧州各国から、53%が欧州以外の国からの提出となっている。なお、欧州以外の国で出願している国は米国、日本、韓国、中国が上位を占めている。デジタル通信分野は中国企業が最も得意とする分野で、この分野の特許出願増加率は43%となっており、現在、欧州特許局全体で中国の特許出願が36%を占めている。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年3月4日