中国外交部(外務省)の洪磊報道官は29日の定例記者会見で、中国政府の武大偉朝鮮半島問題特別代表が2月28日に協議のため韓国を訪問し、朝鮮半島情勢および共通関心事について意見交換したことを明らかにした。
【記者】報道によると朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の中韓首席代表が28日に会談した。武大偉特別代表の訪韓について教えていただきたい。どのような議題を話し合ったか。
【洪磊報道官】中国政府の武大偉朝鮮半島問題特別代表が2月28日に協議のため韓国を訪問した。武特別代表は28日午後に韓国外務省の黄浚局朝鮮半島平和交渉本部長(6カ国協議首席代表)と会談し、29日午前には趙太庸青瓦台国家安保室第1次長、外務省の林聖男第1次官とそれぞれ会見した。双方は朝鮮半島情勢および共通関心事について意見交換した。
双方は国連安保理が朝鮮の核実験、衛星打ち上げについて新たな決議を採択することを支持し、朝鮮半島の平和・安定を共同で維持し、中韓戦略的協力パートナーシップの発展に尽力する考えで一致した。武特別代表は米国がミサイル防衛システム「THAAD」の韓国への配備を計画していることに対して厳正な立場を表明。「中国側は反対であり、韓国側が中国側の関心事を重視し、問題を適切に処理することを希望する」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年3月1日