寒い冬が去りようやく春を迎えた陝西省の秦嶺ジャイアントパンダ野生化訓練仏坪基地で珍しい褐色のパンダ「七仔」が無事に2回目の冬を越した。今年6歳の「七仔」はオスの褐色パンダで、毎日お腹がいっぱいになると、ミルクを入れている碗で遊んだり、でんぐり返しするのがお気に入りだ。中国新聞網が伝えた。
専門家によれば、ジャイアントパンダは4-6歳で成体へと成長する。褐色のパンダ「丹丹」が1985年に仏坪で発見された際は既に13歳だった。14歳になり、オスの白黒のパンダ「弯弯」と2回にわたる交配を経て、立て続けに3頭の赤ちゃんパンダを出産した。そのうち1989年8月に生まれた白黒のパンダ「秦秦」が生存した。褐色の「イケメン」パンダ「七仔」も繁殖の時期を迎えると交配を行なう。今後の研究で褐色の謎を解き明かすことができるかも知れない。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年2月29日