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ランニング、がん腫瘍の成長を遅らせる

人民網日本語版 2016年02月25日08:25

運動はがん対策になるのだろうか?デンマークのコペンハーゲン大学の科学者はマウスの実験により、ランニングが腫瘍の成長を遅らせることを初めて証明した。科技日報が伝えた。

コペンハーゲン大学の研究チームはがんにかかったマウスを使い、皮膚がん、肺がん、肝臓がんを含む5種類のがんに対する運動の効果を調べた。彼らはマウスに毎晩4-7キロ走らせた。その結果、マウスの免疫系の抗がん性が向上し、新しい腫瘍の増殖を防いだほか、元よりある腫瘍の成長速度を60%以上遅らせた。

運動が腫瘍の成長速度を直接抑制することが、実験によって初めて証明された。研究者は、運動によってアドレナリンの分泌が促進されることを発見した。この「ストレスホルモン」は免疫系を刺激し、血液中に天然の抗がん「キラー細胞」を放出させる。マウスの運動中、筋肉はインターロイキン-6と呼ばれる物質を分泌した。これは「キラー細胞」を腫瘍に導くことができる。

しかしランニングによって、マウスの腫瘍が縮小することはなく、成長を遅らせる効果しか生まれなかった。つまりすでに存在する腫瘍を、運動によって消滅させることは不可能だ。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年2月25日

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