〇「『95後』の次元」を理解しようと試みる両親
確かに、「95後」の大学生がネット人気者になる背後には、インターネットの発展をまざまざと見てきた初代ネットユーザーである両親の存在がある。彼らの多くは1970年代生まれで、「95後」がネット潮流の最前線を走っているとすれば、その両親は、子供を啓蒙する「師」といえよう。
「『90後』(1990年代生まれ)のライフスタイル調査研究報告」から、「95後」とその両親の関係は極めて密接であることが判明した。「95後」の71.3%は、「自分のことを一番に気にかけ、評価してくれる人は両親」と答え、58.3%が「両親とは常日頃連絡を取り合っている」と答えた。
白さん(女性)の娘は、今年大学1年生になったばかりだ。彼女と娘さんは、ずっと一緒に、ネット上で「新しい物事」を探求し続けてきたという。
娘さんは、大学生になった後は、「二次元(アニメ・ゲーム・コミックなどの仮想世界)」にハマり始め、クラスメートと「表情包(スタンプ)」を使い出した。白さんは、「私は、娘たちだけの小さな世界があることを分かっています。本質的な問題に関わることでない限り、娘が誰を好み、何をしようと、全て彼女の自由です。ネットワークの世界はそのような世界です。世代ごとに、その世代独自の文化があるのです」と語った。
白さんは、「私は目立つことが好きではありませんが、もし娘がネット有名人になっても、彼女の自由なのだから何も言いません」と続けた。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年2月24日