献血や精子提供は馴染みのある言葉だが、大便を提供する「献便」という言葉をご存じだろうか?上海市児童病院はこのほど、公式微信(Wechat)上で、「年齢18歳から40歳まで、排便のリズムが整っており、慈愛と奉仕精神に富む腸内微生物提供ボランティア求む」という公告を発信した。新鮮な大便が定期的に提供されることで、大便中の腸内微生物が、子供の腸内微生物の移植・治療に用いられるという。新民網が報じた。
同病院の募集公告には、「健康な人の腸内には1千から1150種類の細菌がおり、総数は100兆に達する。これは、人体の細胞数の10倍、遺伝子数は人体の150倍に相当することから、人体の8番目の大器官と言われている。腸内微生物のバランスの乱れと、さまざまな腸内・腸外疾患との間には密接な関係があることが、研究の結果明らかになっている」と記されている。