英レスター大学の学生は、興味深い研究を行った。シンデレラがガラスの靴を履いたままでは、12時に王子のもとから逃げられなかった可能性があるというのだ。この研究報告書は同校の学術誌に掲載された。参考消息網が伝えた。
16日付のスペイン紙ABCによると、学生は報告書の中で、「ヒールのサイズという要素を加味しなければ、シンデレラはガラスの靴を履きながら立てるかもしれないが、走ることはできない」とした。
学生らはガラスの強度、靴が受ける圧力を鑑み、計算を行った。結果、シンデレラがガラスの靴を履いたまま逃げ出すならば、ヒールの高さは1.15センチ以内でなければ、折れてしまうことが分かった。しかし絵本の挿絵やアニメを見ると、シンデレラの靴のヒールは1.15センチ以上に見える。これではガラスの靴が地面にぶつかる時の反作用力により、細いヒールが折れてしまう可能性が高い。
学生はシンデレラの直立、歩行、ダッシュという3種のシチュエーションを分析した。彼らはガラスの靴は一般的な水晶製で、シンデレラの体重は55キロと仮定した。またシンデレラが歩行・ダッシュする際のヒールと地面の角度、ヒールの長さ、応力などのデータを調べた。
専門家は、「我々は現実の世界で生活しているが、ファンタジーの世界にも私たちの解釈を待つ、多くの興味深い問題がある」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年2月18日